サグライフ

永遠なんかにキョーミはないけど泣いたのさ

転生

12月下旬だ。

2018年が終わる。

12月31日で契約が切れる。

渋谷すばるジャニーズ事務所を退所する。

 

4月15日の発表から、今日まで、渋谷すばるのことを考えなかった日は1日もなかった。

何をしていても、毎秒、考えてしまう。

かっこいいバンドを見つけた時、ギターが上手く弾けない時、おいしい焼酎を飲めた時、グッとくる古着に出会えた時。

どんな生活行動の中にも、すばるを思い出してしまう場面がたくさんあって、その度に「いまなにしてる?」と返事が返ってこない質問を心の中で泳がせていた。

 

あの発表から8ヶ月経ったらしい。

どうやら夢ではなかったようだ。

わたしは「全て夢だったらよかったのに」とは思わない。関ジャニ∞を、ジャニーズを、辞めることが嘘だったらよかったとはもう思わない。

すばるが抱いた夢は、4月以前の現状では絶対に叶わないことだったと思うから。

渋谷すばるの人生を全うするとなったら、必要だった選択だと思う。

抱いた夢を飼い殺すぐらいなら、どんなに困難な道だとしても、少しでも見たい景色が見れる方へ舵を切って欲しい。

だから、これでいいんだよ。

 

かつて、仲が良かったと言われているABC-Zの橋本良亮くんは、Johnnys WEBのブログと、最近の雑誌で、すばると連絡が取れなくなったことを明かしている。

世間に伝えていないだけで、他にもすばると連絡が取れなくなった人は一定数いるのだろう。

自ら退路を絶って、突き進んでいく。

確固たる意志があるからこそ、筋が通った真っ直ぐな人間だからこそ、すばるなりに考えた決断なんだと思うと「頑張れ」という言葉しか出てこない。

どうか、孤独になりすぎず、本当にしんどい時に支えてくれる人がいますように……と勝手に願っている。。

 

今年は関ジャニ∞のライブツアーに行かなかったこともあり、なんだか締まりのない一年だった。

渋谷すばるがいない関ジャニ∞を観に行く理由が見出せなかったからライブに行かなかった。

でも、それ以上に、渋谷すばるがいないと成り立たない関ジャニ∞渋谷すばるがいなくても成り立つ関ジャニ∞、のどちらもわたしは観たくなかった。わがままなんだけどね。

現体制を目の当たりにしたら、きっと考え方も変わるだろうけど、現場に行ってない人間だから何も言えない。

ただ、エイトを応援してた周りの友人の多くは、今年のライブツアーにも参加していたし、友人らがライブ終わりにしていたツイートを見る限りでは凄く楽しい空間だったことは明白だった。

もちろん、全く辛くなかったわけではないと思うけれど、「みんなが楽しそうでなによりだなあ……」としみじみ感じていた。誰目線って感じだけど。。

そもそも、わたしが今まで見てきた関ジャニ∞は、ずっと最強だったと思うし、いくらすばるにしか目がなかったわたしでも、所属しているグループへの愛はあったわけで、空気感は分かっていたつもりだ。

エイトはすばるが抜けたぐらいで、ダメになっちゃうほど、ヤワな人たちじゃないと信じている。だから、きっとこれからも大丈夫なんだと思う。すばるの夢を叶えてあげようと、人生振り回されても、愛のある決断をしてくれた6人には頭が上がらない。みんな幸せになってほしい。関ジャニ∞も、関ジャニ∞を応援する人にも。

 

今思えば、わたしの人生、ジャニーズのアイドルである渋谷すばるをすきになったことで経験出来たことだらけの人生だと気付く。すきになった当時、小学3年生だったわたしは、現在大学4年生。人生のほとんど、渋谷すばるをすきなわたしとして過ごしてきた。

ライブにたくさん行くようになったのは、15歳ぐらいの時からだった。そこからのヲタク人生が、めちゃくちゃ楽しかった。

ライブツアーも全ステに近い勢いで参加していた。渋谷すばるをすきになったからこそ、日本の五大都市の全てに行けたし、ライブ会場が辺鄙な場所にある県に行って、交通機関に強くなったりもした。

夜行バスに乗ったり、格安飛行機に乗ったり、チケットは持ってないのに執念で会場に行ったり、たくさんの友人に出会えたり。

これら全てが、アイドル渋谷すばるをすきになれたから出来たことで、その全ての思い出が、今は何よりも愛おしい。

 

そんなわたしは渋谷すばるのこれからが楽しみで仕方ない。次はどんな経験をさせてくれるのかワクワクしている。2019年以降、次々と解禁されていく情報に喜び続けたい。嬉しい悲鳴をたくさん上げたい。

最近、狭いライブハウスに行くことが増えきて、ステージを見ながら漠然と「すばるもこういう場所でライブするのかなあ」と思ったりしている。そう考えると不安は消えて、ワクワクした気持ちになる。

海外だけの活動だったらどうしよう、とも思うけれど、まだ何も発表されてない状態だからなるべくハッピーな方向で考えることにしている。

『全国Zeppツアー』とか発表されたら心踊りまくって昇華してしまうよ。「もちろん全ステ」とか早く言わせてね。

 

すばるの2019年がやりたいことをやりまくれる一年になりますように。

わたしもすばるを見習って、何事も、環境のせいにして諦めないことをモットーに来年も生きていこうと思う。

 

姿が見えなくなってから本当に神様になってしまったような気になっていたけれど、早くすばるがすばるの感覚で素晴らしいと思った芸術を音楽を全身で浴びられる日が来ることに期待している。

 

わたしの知らない街に、問答無用で連れて行けるのは、これからも 君 じゃなきゃ嫌です。